こんにちは宮海です🌊
今回からはもう1人の同僚の人の話をしたいと思います🍀
私の班には3人いて、私と前回まで話したSさんとRさんという当時31歳の女性がいました。
RさんはSさんと同期で私よりも3ヶ月早く入職していました。
Rさんは一見すると普通の女性で、最初勤務した当初は特に障害者には見えませんでした。
しかし2週間ほどすると、段々と素が出てきました。
仕事をよく見ると雑でした。それを支援員の人から注意を受けると、反発するシーンが見られました。
まるで親に反抗する子供のようでした。
また「健康管理シート」という障害者が各々の体調などを書く紙を毎朝提出していましたが、
Rさんはそれに落書きをしていました✏️
また仕事の作業マニュアルにはたくさんシールを貼っていました。
しかもクレヨンしんちゃんのシールをいっぱい持っていて表紙から色々なところに貼り付けていました。
どうやらクレヨンしんちゃんが好きみたいで、そのグッズを所持していました。
例えばクレヨンしんちゃんの柄の靴下を履いたり、
資料を入れるファイルもクレヨンしんちゃんのイラストがプリントされた物を使い🧦📂
名札のところにはクレヨンしんちゃんのバッチを身に付けていました。
支援員の人の話によると社会性がまだ小学校低学年レベルと聞き、言動などに幼さが滲み出ていました。
他にも室内では椅子などを足で動かしたり、
廊下を歩く時はポケットに手を突っ込んで風を切るように歩いたりと素行にも問題がある人でした。
また私の職場は1時間毎に毎回10分間の休憩時間を設けられていましたが、
Rさんは仕事中いつもチラチラ時計を見ていました⏰
そして休憩時間近くになると手を止め、体を廊下側に向けます。その後支援員の人から
「休憩時間です!」
と言われるとそそくさと部屋を出て休憩に入ります。
そもそもな話仕事への意欲に欠けるところがあり、支援員の人もずっと問題視していました。
働くことへのやる気が見られず、仕事の覚えも良くなく支援員からも
「あなた後から入った宮海さんに抜かされているわよ。」
とはっきり言われたそうです。Rさんは同期のSさんと後輩の私に抜かれて、強い劣等感を感じているようでした。
ただ私から見たら仕事が全く出来ない人には見えず、出来ているところはしっかりありました。
Rさんは仕事への熱意や作業の正確さが備わっていたら、問題無い人に私は思えました。
またRさんは高校を中退したり、様々な職場を転々としましたがどこも長続きしなかったりと
何か成功体験がかなり不足している人に見えました。
私もその気持ちがよく分かるのですが成功体験が少ない人は自己否定が強く、
人よりも自分に自信が持てない傾向があります。
Rさんはそれまでの人生で他者から評価されたことや認められた経験が無いみたいで、
それにより自分の仕事に自信が持てず意欲も湧かないように感じました。
確かにRさんは他の障害者の人達より問題が多く、たくさん迷惑も掛けてきてその都度支援員から注意を受けてしました。
しかし叱るばかりで無く、何か一つ褒めることもすれば仕事への情熱も芽生えて長く勤務も続けられたと考えています。
後にRさんは仕事を辞めますが詳しい話はまた次回以降したいと思います。
それではまた👋