こんにちは宮海です🌊

前回に引き続き同僚のSさんの話をしたいと思います🍀

Sさんは人の悪口を言ったり、感情のコントロールが苦手だったりと問題がいくつかあった人ですが仕事自体は出来る人でした。

ただ、強いこだわりを持つ人でした。例えば道具などの物の置き方などを逐一指定してきました。

業務の最後には1日使ったはさみやピンセット、スプーン、白トレー、ボウル、ザルなどを洗い干しますが✂️

「こういうふうに置いてください。その方が乾きやすいので。」

と言われるので毎回それに従っていました。

また洗い物をする時に少しでも汚れが残っているとそれを嫌がり、自分で洗い直すところもありました。

特にSさんは植物を育てる小型の鉢(白カップ)を洗う作業には強いこだわりを持っていて、

毎回80個近くある白カップを自分1人で洗い場へ持って行ってずっとブラシで手際良く洗浄していました🧼

でもそのお陰でいつも白カップはかなり綺麗になり、

汚れ1つ付いていないまるで宝石のような仕上がりに出来上がっていました💎

ちなみに他のメンバーがその白カップを洗浄した時は特に問題無く綺麗に洗い終えても

「まだ汚れが残っています。やり直し。」

と自分が全てその白カップを洗い直すところがありました。

他にも作業をする机の上を最後雑巾で拭きますが、

雑巾が汚れることが嫌がり机の汚れている部分はティッシュで拭くよう命じられていました。

そのお陰で室内にかけてある雑巾は汚れ1つ無く、いつも真っ白の状態でした。

以上のようにものが汚れることを極端に嫌がり、洗い物に関してはかなり強いこだわりを有する人でした。

ただそのお陰で毎回自分達が使う道具は綺麗な状態で、使用することができました。

支援員の人も私達の班の道具などの綺麗さにはいつも目を見張っていました。

とりわけSさんの白カップの洗浄作業に関しては、もはや職人技であり

あそこまで綺麗に洗える人は他には誰もいないレベルでした。

こだわりが強い人は柔軟性に欠け頑固なイメージを持たれがちですが、

その特性を上手く活用すれば高いクオリティを世の中に生み出せると考えます。

実際職人気質という

「頑固な性格だが技術に自信があり、仕事に実直に取り組む様子」

を指す言葉があり、昔ながらの技術職の職人に見られる傾向です。

職人気質の人は技術力や専門性を活かせる仕事が向いていて、

大工、料理人、研究員、SE・プログラマーなどのエンジニア、Webデザイナーが向いていると言われます🔨💻🎨

また職人気質の人はASDの特性に似ていますので、ASDの人はそういった職人のような仕事に適性があると感じます。

もし自分の技術に自信がある人は、職人気質な性質を短所では無く長所として捉えて、

上手く活かせれば世の中で活躍することが可能だと思います🌟

それではまた👋