こんにちは宮海です🌊

前回の続きの話をしたいと思います🍀

大学を卒業後上京した私はまず、スーパーマーケットの品出しの仕事をすることになります🛒

それは障害者枠では無く、普通の一般の人の就労枠でしたので初めから自分の障害を隠した状態で働くことになります。

しかしそれを長く続けていると、次第に心身共に疲弊していってしまうことが分かりました。

仕事が始まったばかりの頃は、大学時代に初めてアルバイトを始めた頃よりも仕事の覚えも良く、

明らかに就労能力が以前よりも上がっていることに気が付きました🌟

ですのでこのまま自分の障害を隠し通しても問題は無いかなと思っていました。

健常な人達のふりをして、働き続けるつもりでした。

ところがそれでも私が障害者である事実は変わらず、いずれ化けの皮が剥がれます。

仕事が出来るようになったとは言え、あくまで昔の自分よりはの話であり、

健常な人達のレベルにはまだまだ到達していませんでした。

勤務が始まって3ヶ月くらい経っても仕事の覚えがまだ不安定であり、

時々他のメンバー人達に迷惑をかけてしまうこともありました。大学生の人からも

「それは違う。こうやるんですよ。」

と言われることもありました。

やはり短期記憶が弱いことや、また知覚統合が低いと仕事を見て覚えることが苦手のようであり

1人前になるまでに時間が掛かるようでした。

他にも私はASDの特性上協調性の無い動きを時々してしまうことや、

他のメンバーへの声かけなども苦手でありチームプレイの苦手さを露呈しました。

それでも大学時代のように頑張って働き続けて成長が出来た経験がありましたので、

めげずに勤務を続けて自身の就労能力を高めようと考えていました。

しかし常に四六時中⏰

「皆に迷惑をかけていないか。」「皆の足を引っ張らないようにしなきゃ。」

といつも考えながら気を張りながら働いていました。

いつもビクビクしながら、緊張した状態で日々の業務をこなしていたので帰宅するといつもぐったりしていました。

体の疲れより、精神・心の疲れが酷く仕事が無い家にいる時間は勉強している時以外はよく横になって休んでいた記憶があります🛌

横になりながら、「今日の仕事大丈夫だったかな?迷惑をかけていなかったかな?」などいつも1人脳内反省会を行っていました。

とにかく心に余裕がありませんでした。

いつも仕事で失敗することへ怯えながら日々を過ごしていたので、

そう言ったストレスを抱え続けることで心が次第にボロボロになっていくことを感じました。

ちなみに信州大学の本田秀夫先生の話によると

「定型発達と同じように振る舞うこと自体が『過剰適応』であり、

この状態を続けているとうつや不安を生じる可能性が高い」と示唆しているとのこと。

無理に周りに合わせようとすると心身共に変調のリスクが伴うため、

周りが求める「普通」という服を無理矢理着こなそうとしなくていい。

という話を聞いたことがあります。まさしく私がずっと行っていたことでした。

そして1年ぐらいそのスーパーマーケットでのアルバイトを続けたある日、1つの事件が起きました。続きは次回お伝えします。

それではまた👋