こんにちは宮海です🌊

今回は自身の経験から

発達障害者はシステムエンジニア(SE)やプログラマーといったIT業界の仕事に向いているのかについて考察します🍀

結論を先に述べますと、一概には向いているとは言い切れない現状があります。

なぜならば高いコミュニケーション能力が必要な職業だからです。

特にSEはクライアントからのヒアリングを通じて要求に最適な仕様のシステム開発をおこなうことが仕事であり、

顧客とバリバリコミュニケーションを取る必要があります。

またプログラマーの上位職であるため、プログラマーのリーダー的ポジションであり、

システムだけでなくメンバーや予算といったプロジェクト全体の管理をする役割も果たします。

「クライアントの望むものをいかにして形にするか」

というミッションを掲げ、

プロジェクト全体を俯瞰しながら開発を推し進めていく立場であり仕事の責任もプログラマーより大きくなります。

よって高いコミュニケーション能力リーダーシップ力を要求されますので、

ASD傾向のある人には適性があるとは思えません。

一方プログラマーはSEが設計したシステムに対してプログラミング作業を行う仕事であり、

1人で黙々とパソコンで作業をするイメージを持つ人もいますが

他のメンバーと手分けして1つのプログラムを作りますので、チームプレイも求められます。

また場合によってはSEとともに設計段階から参加するケースもありそのため、

SEと立ち位置に差が無い場合や、SE自身がプログラマーを兼任していたりする場合もあります。

そのため、SEとプログラマーの仕事内容にはそこまで差が無いような気がします。

中にはプログラマーからSEへのキャリアアップを目指す人も多く、

会社の方もまずはプログラマーとして入社してゆくゆくはSEへのステップアップを求めているところもあります💻

実際私がプログラミングの職業訓練校に通っていた最中の就職活動で最初に受けた会社が、

「プログラマーから業務を始めていずれはSEを目指して欲しい。」

と謳っていたところでした。

それもあってそこの採用面接では「コミュニケーション能力」が原因で落とされたと考えます。

よってある程度のコミュニケーション能力が無いと、IT業界で活躍することは難しいと断言出来ます。

ただプログラミングをするという行為そのものは、発達障害者特にASDの人には適性があると感じています。

ASDの1つのことに対する高い集中力や作業に没頭する力や、

プログラミング言語への高い興味を持つ人はその知識を存分に活用出来ますのでそう言った点では向いていると思います💻

問題はそれを職業にすることです。

職業となるとどの仕事も人とコミュニケーションを取る必要がありますので、

コミュニケーション能力に苦手意識がある人には適性があるとは言い難いです。

しかしもし人との交流をあまり要しない、

ただプログラミングをしてプログラムを組むだけの仕事が存在すれば発達障害者でも能力を発揮しやすいと考えます。

クライアントとの接客などをコミュニケーション能力が高い人に任せて、

システム設計やプログラミングなどの業務をコミュニケーション能力に自信の無い人が担当すれば上手く分担が出来ると思います。

要は自分の苦手な分野は得意な人に任せて、

反対に自分は自分の得意分野で組織に貢献すれば双方にとってストレス無く仕事が出来るでしょう。

各々の得意なこと、苦手なことを各々がお互いにカバーし合いながら動いていく社会になれば

誰にとっても過ごしやすい世の中になると思います🌟

それではまた👋