こんにちは宮海です🌊

今回も前回と同じく自閉症の人の話をしたいと思います🍀

屋内型農園で一緒に仕事をした人の中にもう1人、Mさんという自閉症の男性がいました。

その人は知的障害も所持していたようで、正直言って仕事があまり得意では無い人でした。

Mさんは前回話したOさんと同じく勤務が3年目でしたが、

仕事の覚えが良くなく支援員の人からよく仕事を教わっていました。

一度聞いたことをすぐ忘れてしまうみたいで、いつも同じような内容を何回も聞かされていました。

仕事のペースもゆっくりめであり、口数も少なく1日ほとんど喋りませんが簡単な受け答えはなんとか出来るレベルです。

また自分から行動することが苦手のようで、よくぼーっと突っ立っているような状態がありました。

こちらから指示を出してようやく動き始めますが、

逐一「あれやって、これやって」と言わないと仕事をしないところがありました。

上記のように苦手なことが多く、

いつも周りの人達からの助けを受けながら勤務をしていたMさんですが1つ特技がありました。

屋内型農園の仕事では収穫したハーブを乾燥機にかけて乾燥させて茶葉を作製し🌿‬

それを粉々に砕いてティーパック用の小袋に入れてハーブティーを完成させます。

その小袋に茶葉を入れた後は卓上シーラーという機械を使って封をしますが、

操作が慣れないと斜めにずれて袋を閉じてしまったり、封をする場所を間違えてしまったりとミスもしやすい作業です。

しかしMさんはその卓上シーラーの操作がかなりお上手な人でした。

Mさんは毎回1ミリのずれなく袋を封し、しかも手際良く行っていました。

よってそのハーブティー作製の業務ではMさんは、シーラーのスペシャリストとして毎回活躍していました🌟

他のメンバーが小袋に茶葉を入れる作業をし、

それをMさんにいつも渡してMさんが封をすることで毎回見た目の綺麗なハーブティーが完成しました☕️

自閉症の人は苦手なことが多い分、1つの能力に長けている人が多いのが特徴です。

つまりは能力のバラツキがかなり激しいところがあります。

そこで苦手なところばかりに目を向けるのではなく、

得意なところを見つけてそれを活かせることを考えれば自閉症の人でも世の中のために貢献することが可能です。

例え障害を所持していても、人より知能が低くても人は誰でも特技を持ち合わせていますので、

健常者・障害者関係なくその得意なことを伸ばしてそれを上手く活用することを考えれば、

本人にとっても世の中にとっても過ごしやすくなると思います。

是非障害を持つ人を「能力の無い人」と決めつけず、

その人の長所や特技を見つけて役立てるように使う道を模索するべきです。

それではまた👋