こんにちは宮海です🌊

今回も屋内型農園で一緒に仕事をしたことがある自閉症の人の話をしたいと思います🍀

自閉症スペクトラム症を持つ人は基本的に口数が少なく、

1日ほとんど喋らない人が多いですが反対によく喋るタイプの人もいます。

同じ職場内で実際K君という自閉症スペクトラム症の男性がいました。

当時は23歳でしたが精神年齢はまだ小学校低学年レベルであり、

ポケモンやドラえもん、スーパー戦隊ヒーローが好きでした🦸‍♂️

通勤電車内でよく見かけましたが、いつもイヤホンしてスマホで動画を見ながら通勤していました🎧

職場でも休み時間などにスマホで上記のポケモンやドラえもんの動画を見たり、

スーパー戦隊ヒーローの主題歌を聴いたりして過ごしていました。

ただそれらの動画を見る分には構わないのですが、彼には1つ大きな問題がありました。

それはいつも大きな声で独り言を口にしていることです。

通勤電車内や駅のホーム、職場でも時々動画を見ながら「ギャーギャー」騒音レベルで大声を発していました。

話を聞くとそのアニメや物語の世界に自分が入っているようで、

アニメのキャラクターに自分がなりきりそのセリフをいつも口に出しているみたいでした。

1人で何役もそのキャラクターを演じて、完全に自分の世界にいつも没入している感じでした。

自分の世界にいつも入っているという点では、

無口で頭の中でいつも妄想をしているタイプの自閉症スペクトラム症の人と同じですが、

それを内に出るか外に出るかの違いがあります。

外に出るタイプのK君は周りの人達の迷惑を考えず、毎日自分の世界を外へ発信していましたが、

傍から見るとただの迷惑な人間です。

実際支援員の人も何回かその様子を見て注意をしたことがあるみたいですが、

その場では「はい。」と返事をして収まりましたが、また翌日には再び元の大声を出す姿に戻っていました。

職場内でも休み時間に休憩室で大声で独り言をするシーンがあり、他のメンバーの人達からも

「うるさい。」とクレームが挙がっていました。

そしてしまいには支援員の人が「独り言禁止令」を出し、「破ったらクビにする。」という決まりを作ったそうです。

その影響でパッタリとK君は大人しくなり、職場内では1日一言も喋らない状態が始まりました。

正直私もK君の大声で独り言を口にすることを迷惑に感じていたので、肩をなでおろしました。

しかし、1日の業務が終わって帰路の最寄りの駅に向かうと、イヤホンしながら大声を出しているK君の姿がありました。

そしてそのまま駅のホームや帰りの電車内でもずっと、独り言が続きました。

結局彼は分かっていないのです。

なぜ大声を発してはいけないのか、それで周りの迷惑になるかとか全くの無頓着でした。

職場では引き続き静かでしたが、外へ出るといつもの状態に戻ってやりたい放題やる。

これはもう本当に傍若無人極まりないです。

障害者だから脳の特性だから仕方ないのかもしれませんが、

かと言って障害者だから何をしても許される訳では無いと私は思っています。

障害を持つ人達も周りの人達に迷惑をかけないような言動を心掛けることで、より社会生活を送りやすくなると考えています。

それではまた👋