こんにちは宮海です🌊
前回の続きの話をしたいと思います🍀
大学4年生の6月頃から障害者雇用での就職を目指し、まず障害者手帳を取得するところから始めました。
そしてネットで検索をかけると、東京の方の会社を中心に障害者雇用での求人や説明会がたくさん出てきました。
ちなみに法律で各企業や自治体に対し、一定数の従業員を持つ職場は障害者を一定数雇わないといけないことが決められています🏢
また大企業ほどそれだけたくさんの障害者を雇わないといけないので、大企業の多い東京に職場が偏りがちです。詳しい話は以下のリンクをご覧下さい。
そして東京で障害者雇用の合同企業説明会が実施されていたので、それに参加することにしました。
そこは会社説明だけでなく、履歴書や職務経歴書を提出してエントリーも出来るところでした。
実際参加すると聞いたことのある会社ばかりのブースが揃っており、障害者でも有名企業に就職出来ることに少し期待を感じておりました✨
しかしそこでも何社かエントリーをしても面接にすら、受けさせてくれない現状が待っていました。
理由を探すと、企業側が欲しがる障害者は一目見て障害が分かりやすい身体障害者であり、
精神・発達障害者は求めていないあるいは雇用実績が無いため雇うことへの不安があるとのことでした。
確かにその合同企業説明会の各企業の採用実績を見ると、
身体障害者の人達ばかりで精神・発達障害者を積極的に求めているところはありませんでした。
また当時はまだ発達障害への理解・認知が今より社会的に遅れており、
パッと見障害者には見えない精神・発達障害者への接し方が分からない職場が大多数でした。
他にも障害者雇用の新卒枠というものも無く、すぐ戦力になるような職務経験者を求めている会社も多かったです。
まだ学生の身分でアルバイト以外の職務経験の無い私を欲しがる職場はなかなか見つかりませんでした。
ちなみにその大企業の障害者雇用で最も多い職種は、一般事務職でありその職種の業務経験者を求めている職場がほとんどでした💻
当然一般事務職で働いたことの無い私が採用される訳ありませんでした。
上記の合同企業説明会には2回ほど参加しましたが、2回とも大した収穫を得られず徒労に終わりました。
要するに障害者雇用であってもすぐ戦力になるような優秀な障害者を求めており、
身体障害者、知的障害者、精神・発達障害者あらゆる障害者が少ない椅子を巡って過酷な競争を繰り広げている現状が実在しているのです。
そしてその中でも障害内容が一目見て分かり、知能には問題の無い身体障害者を企業が欲しがる傾向があるのです👩🦽
障害者雇用の現実の厳しさに打ちのめされた私は再び就職活動へのやる気、意欲が削がれしばらく何も動けない状態が続きました。
一般枠でも障害者枠でも自分を必要としてくれる会社がなかなか見つからない……。
このまま自分はどうなってしまうんだろう……。と将来への不安ばかりが蓄積する日々を過ごしました。
そうこうしているうちに4年生の夏も終わり、学年でも私だけ進路が決まらない現状が続きました。
私も何もしていない訳ではなく、就職活動や障害者雇用の情報を集める毎日を送りました。
特に4年生の4月からX(旧ツイッター)で「発達障害者アカウント」
というものを立ち上げ、自分と同じく発達障害を持つ人達とネットで繋がり、各々が持つ悩みなどを共有し合いました。
すると、私以外にも発達障害を持つ大学生で就職活動への不安や悩みを抱えている人がたくさんいることを知りました✨
考えていることは皆私と同じであり、なかなか就職先が決まらなかったり、
社会へ出ることへの不安を感じたりと厳しい世の中を皆生きていることを知りました。
そこで繋がった人達と1回東京でオフ会をし、情報交換をしたこともあります。
その人達は発達障害の当事者でありながら、発達障害者を支援する活動を行っている団体でした。
その団体が定期的に行っていた「発達障害当事者オフ会」に私も参加し、他の当事者の人達と話をたくさんしました。
すると1つの情報を得ることが出来ました。それは、「公務員試験の障害者枠で知的障害者と精神・発達障害者も受験対象になる。」
とのことでした。公務員試験の障害者雇用も調べてはいましたが、
どこの自治体も身体障害者のみを受験資格としているところばかりでした。
ところが東京都の自治体では全国でも先んじて、精神・発達障害者も受験資格とするところが増えるとの話を聞きました🌟
調べてみると東京都庁のホームページの職員の採用ページを見ると、
丁度その年から障害者採用選考(3類)に「精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方」
が受験資格に含まれていることを知りました。
よって私もその採用枠を目指して、東京都の職員になる道を決めました。
それではまた👋