こんにちは宮海です🌊
前回の続きの話をしたいと思います🍀
支援員の人にいずれは障害者雇用での公務員の仕事をしたい旨を伝えたところ、その障害者雇用の真実を聞かされました。
それは公務員試験の障害者枠は知的障害者、精神・発達障害者も受験資格に含まれるようになったが、
それでも依然と身体障害者を中心に採用するところが多いとのこと。
特に市役所は身体障害者を最後は面接でも欲しがる傾向があるとのことでした。
確かに私も何回か市役所の障害者枠の試験を受けましたが、
最終面接に臨んだ人は私以外には杖をついて足が不自由な人などがいました。
そして私は見事に落とされました。精一杯面接の対策を行って万全な状態で挑みましたが、
最後は障害が分かりやすい身体障害者を欲しがったそうです。
またこの話も聞きました。障害者枠は一般枠と違い周囲の人達から障害の配慮を受けながら働けると謳っていますが、
実態はあまり配慮をしてもらえないとのこと。
実際私が勤務していた学校の事務室に1人全盲の男性が働いていました。
その人は目が見えないながらも自分で工夫しながら、パソコンなどの事務仕事を行っていました💻
ただ他にも事務室には3人の同僚と室長という事務室のトップの人の4人が勤務していましたが、
誰もその人に気にかける様子は無く完成に普通の人として扱っている感じでした。
またその室長の人から聞いた話ですが、その全盲の男性が書類を提出する時に判子の押し忘れがあると
「ここ判子無いよ。」と言って、すぐ返すそうです📄
その室長の人が言うには
「私はその人に生活上の助けはするけど、仕事の手助けは一切しない。じゃないとその人に対して失礼だから。」
とのこと。健常な人からすると判子を押す行為は訳無い作業ですが、目が見えない人からするとかなりの労力を使うはずです。
実際その全盲の男性は物や書類の置いてある位置や順番を全て暗記しながら、仕事をしているとのこと。
一見すると問題無く仕事をしているように見えましたが、その裏には多大な努力、苦労をしながら常に仕事に臨んでいるのです。
当然他の事務員の人達もその全盲の男性の仕事を手伝ったシーンを見たことが無く、他人事のように自分の仕事だけに目を向けているようでした。
そして後に私はその学校の先生や事務職員の人達の出勤簿の管理をする仕事をしますが、
他の事務員の人達は毎日1時間、多くて2時間ほど残業をして退勤していました。
しかしその全盲の男性だけは毎日3時間ほど残業をして帰宅していることが分かりました。
以上のように障害者雇用の実態を知った私は、
今後自分が障害者枠で就職した後のことを考えながら日々の業務に取り組むことにしました💻
それではまた👋